4月20日 二日目

ﾎﾃﾙからの高雄市内の眺望

高雄駅（カオシュン/Kaohsiung）駅 枋寮へ向かうため、高雄駅に到着、乗車列車の時間まで駅撮り

韓国製のEMU500形が入線 斗六（ﾄﾞｳﾘｭｰ/Douliu）発、屏東（ﾋﾟﾝﾄﾝ/ Pingtung）行 EMU500形＝1995年～韓国製の通勤車両）　4連固定　86編成

こちらも、韓国製のE1000形の116自強号・特急列車 屏東（ﾋﾟﾝﾄﾝ/ Pingtung）発、七緒（ﾁｰﾄﾞﾞｭｰ/Qidu）行のE1000形 1995年～　電気機関車によるプッシュプル方式 E1000形＋PPT1000形（客車）＋E1000

日本製のDHL100-116が入庫車入換の為にやってきた DHL100型＝2002年.新潟鉄工製の入換機 軸配置は「B-B」の液体式ディーゼル機関車

アメリカGE製のE200形牽引、541莒光（キョコウ）号の入線 苗栗（ミャオリー - Miaoli）発の高雄（カオシュン - Kaohsiung）行 E200型＝1978年～、電動交流発電機搭載機関車.40両製造

日本製の最新型、EMU800形の通勤用電車が入線 EMU800形、2014年～、日車製が2編成、台湾車両製が35編成、8連 西部幹線の区間車及び東部幹線の区間快車として投入

高雄止まりの莒光号の最後尾にDHL100-116を連結 推進運転で客車区へ入庫していく

列車の到着

9時30分発のDR3000形の371自強号、台東行が入線 旧型客車の列車の始発駅、枋寮（ﾌｧﾝﾘｬｵ/Fangliao）駅へ向かいます DR3000形＝1989年～、日立製作所　自強号用DC 日本で言えば、ｷﾊ58系とｷﾊ181系の中間ってところかな

昨日のうちに購入しておいた乗車券　思った通り満席状態

枋寮（ファンリャオ/Fangliao） 旧型客車列車の始発駅に到着

10時40分　ほぼ定時に到着 9両編成の自強号が台東（タイドン - Taitung）へ向け出発

高雄方面行の莒光号にR100型（132）を連結されるところ 機関車（R132）の後ろには電源車を連結する

留置線には組成された台東行の普快車が待機中

枋寮（ファンリャオ - Fangliao）駅構内は、2面4線 何故か、この小さな駅が旧型客車の始発駅になっているのかは不明です

改札口も出札口もコンパクト、ローカルな雰囲気が漂う

枋寮駅駅舎 出発まで時間があるので、街を散策

駅舎は意外と立派なつくり 枋寮（ファンリャオ - Fangliao）駅＝屏東線所属 1941年12月開業、2面４線 １日の乗降客は８００人弱

駅前通りは、結構な賑わい

駅前からは海へとまっすぐの道は続く

10分も歩けば、太平洋（フィリピン海）を見渡せる海岸に出る

旧型客車.普快車の旅 いよいよ、お目当ての出発が近づいてきました

いよいよ今回のメインイベント！　旧型客車の乗り鉄 枋寮（ファンリャオ - Fangliao）から台東（タイドン - Taitung）まで 2時間14分の旅は114元（約360円）

10分前に入場、すでに台東（ﾀｲﾄﾞﾝ -/Taitung）行の普快車が入線 牽引機はR100形.114、客車は3両編成

1両目は、インド製の車両、中央寄りのドアーが特徴 TP32200形（32215）＝1971年製、両開きの自動扉とｽﾃｯﾌ付ﾟ

2両目と3両目が、お目当ての日本製旧型客車、SPK32700形 SPK32700形＝1970年製、2号車は32717、3号車は32734 日本のスハ44形風

デッキには手動の乗降扉と手ブレーキ、非常弁 50年前の日本の姿がここにあります

座席は回転式ボックスシート、窓は1段窓の上昇式 内装は、床も壁も天井も、飾りっけ無しのｼﾝﾌﾟﾙ構造

当然、冷房装置は無いので、天井には懐かしい扇風機

便所は水洗の洋式だが、ｳｵｯｼｭﾚｯﾄが無いのは当たり前 意外と綺麗なほうではないか思う

手洗い場とも、まあまあ綺麗に保たれている

殺風景な車内だが、博愛座（優先席）の設定もある 天井は、日本に比べて結構高い、左の室内灯は球切れか？

12時05分　3671普快車の入線、出発準備が完了 R100形、R114が牽引機、3両の客車では力が余ってしまう事だろう

最後尾の3号車は団体さんが占領したので2号車に乗車 他に3組ほどの乗客が乗車、窓を全開にして 台東行、普快車の出発、カンペーイ！

加祿（ジアルー/Jialu）

加祿駅で、DR2800形の花蓮発の新左營行、自強号と交換する DR2800型＝1982年、東急車両製　3連・15編成、45両在籍

構内に留置されている11両の客車は区間車用のSPK21000形か 塗装も落ちて、廃車前提の疎開留置かと思われます 加祿駅＝1992年開業、2面4線 1日乗降客は12人前後　停車列車は1日に2往復

内獅（ネイシー/Neishi）

1992年10月開業　1面2線の何もない駅 1993年11月1日から無人駅

枋山郷とフィリピン海

枋山までの海は太平洋（ﾌｨﾘﾋﾟﾝ海）、山を越えると太平洋（東ｼﾅ海）

枋山（ファンシャン/Fangshan）

1992年10月開業、1面2線　台湾最南端の駅 2006年12月から無人駅、かつては側線もあったようだが いまはレールが剥がされ、枕木のみ残っている

山間部へ突入！、川沿いを橋とトンネルの連続の中を進む

枋野（ファンイェー-/Fangye）

この駅は列車交換用の信号所で有人駅です  台北発、花蓮行のR129形、51莒光号が追越し線を高速で通過していく 枋野（ファンイェー- Fangye）＝1992年10月開業

枋野ー古荘

客室は閑散としている、ほとんどの窓が全開

長ーいトンネルは複線区間、遅れるのか、相当飛ばしている！ 窓全開のため　轟音と猛烈な風が舞い込む、寒いくらい涼しい

古荘（クゥーヂューアン/Guzhuang）

1992年10月開業、1面2線の駅だが、駅員がいました

大武川

山岳地帯を抜け、大武川を渡ると大武駅に到着

大武（ダーウー/Dawu）

1992年10月開業、2面4線　1日の乗降客は120人前後 2日後、この駅で旧型客車を撮影することになる

太平洋沿岸に出る

大武駅を出ると太平洋が広がる、青い海を見ながら台東を目指す

瀧渓（ロンシー/Longxi）

1992年10月開業、1日乗降客は30人程度 海線の駅は何処もコンクリート造りの頑丈な駅舎になっている

金崙（ヂンルン/Jinlun）

金崙駅に到着、ﾎｰﾑには下り列車を待つ乗客がいる 1992年10開業、2面4線　1日乗降客は50人前後

少し遅れて台東発のR120牽引の新左營行、704莒光号と交換する

列車交換を終え、ゆっくりと金崙駅を出発する

太麻里（タイマーリー/Taimali）

太麻里駅にも、大量の日本製旧型客車、SPK32700形らしき車両が 疎開留置され解体を待っていた 1988年1月開業、2面4線　1日乗車人員は130人前後

知本（ヂーベン/Zhiben）

ここ駅から、架線が張られている 1985年7月開業、2面4線　1日乗降人員は300人前後

知本駅で団体客が降りたので、やっと最後尾の車両へ移動 先客がいたが、ちょっとだけ譲ってもらい撮影

康楽（カングル/Kangle）

いよいよ、乗り鉄最後の途中駅、次は終点の台東駅 1985年7月開業、1面2線、1日乗降人員は120人前後

台東駅近づくと、入換用のR100型（106）が待機中 台東駅構内は昨年12月時に比べ電化工事も進み 架線も張り巡らされ電化完成が近いことがわかる

台東（タイドン/Taitung） 終点に到着、2時間ﾁｮｯﾄの乗り鉄を満喫

14時19分、台東駅に到着 先ほどのR106形を最後部に連結、推進で車庫へ向かう

台湾鉄道は降車時に乗車券がもらえる 出口に設置してあるスタンプを自分で押すだけでOK

旧台東駅へ ﾎﾃﾙにﾁｪｯｸｲﾝして、街を散策

楽知旅転（イエスホテル）にチェックイン、1泊4500円くらい

旧台東駅/台東鉄道芸術村 旧台東駅の施設や敷地を利用した公園

かつては、ここが台東線の起点だった証、「０キロポスト」

昨年12月にも来たが、正面口を中心に工事中、次回の訪問が楽しみだ 今後も、台湾鉄道芸術村として発展していくことを願います

芸術村から続く板張りの旧線跡は台東駅に続く、ｻｲｸﾘﾝｸﾞﾛｰﾄﾞ

鯉魚山にある龍鳳寺から見た、鉄道芸術村の全景

台東駅 夕方の枋寮行の旧型客車列車の撮影するため台東駅へ

撮り鉄の為、で入場券を求めたら無いらしく 1駅分.11元の乗車券を代わりに売ってくれた

太東駅に停車中のDR2700形は日本製の車両 台東地区の区間普快車としてのみ運行している  17時03分発、普快車・玉里（ユーリー - Yuli）行の「DR2700」は黄色い警戒色顔 DR2700＝1966年、西部幹線「光華号」用に東急車両で製造された

後部の車両は警戒色を落とした全盛期のステンレス顔 台東電化完成により、その去就が心配される

17時18分発、枋寮へ帰る旧型客車の普快車 枋寮から来た時と同じ編成で、牽引機はR110形に交代

上から、SPK-32734形+SPK-32717形+TPK-32215（インド製）

インド製のTPK32200形が最後尾の場合は解放ﾃﾞｯｷとはならない

パノラマ撮影で全編成写真

構内には「32200形」と「32700形」の2両が留置されていた

台東市内 撮り鉄を終え、市内観光へ

台東天后宮＝1890年代に建立された媽祖廟 台湾の人は、非常に信仰深い人が多い、

四維路夜市 ここは、地元民の夜市、家族連れが多い

台東の四維路夜市は、観光客用の高雄・六合夜市とは違い 規模は小さいが、地元民の為の夜市なので静かで良い 台湾人は普段の食事では、あまりお酒は飲まないで黙々と食べる なので、売っていない、近くのｾﾌﾞﾝｲﾚﾌﾞﾝで買ったﾋﾞｰﾙで乾杯！

台湾の夜市で一番好きな、ミニカキが入った、お好み焼風ｿｰﾙﾌｰﾄ ちょっと甘酸っぱいタレが美味しいﾞ

最後の〆は、四維路夜市からホテルへ帰る途中にあった麵屋 「蘇天助」という、創業から５０年の素食麺のお店

台湾の人は1回で大食いはせず、1日5回ぐらいに小分けして食べる だから、夕食後の遅い時間でも、夜食としてお客が多い

メニューはこの４つのみ

厨房はオープン、作っているところが丸見え 作業は単純、肉とご飯と麺だけの組み合わせ

これが、台湾名物の乾麺、汁なし、肉麺 １杯40元=140円くらい、〆にはちょうど良い量 辛い薬味を入れると、味は最高！

4月21日

台東駅 今日は大武駅で、旧型客車、普快車を撮って、高雄まで移動

弁当を買ってホームへ、「EMU400形」が出発待ち これには乗りません 「EMU400形」 1990年、南アフリカ製 区間車用・通勤電車 4両１ユニット・吊り掛け駆動

10時57分発の303自強号「DR2800形」 新左營（シンズゥオイン - Xinzuoying）始発 花蓮（ファーリェン - Hualien）行

11時発、306自強号「DR2800」が花蓮始発の新左營行が入線

車内は混雑、まだまだ台湾の交通手段は鉄道が主力、活気がある

中間車の運転台、ﾌﾞﾚｰｷとﾉｯﾁが日本の車両とは逆配置

大武駅 駅撮りの大武に到着、普快車の到着時刻まではたっぷりとある

大武に到着、自強号は新左營に向けて出発、あと2時間の旅

大武駅舎のﾎｰﾑ側、ここは３階部分

改札、出口へは地下通路で結ばれている

ここはｍ２階部分の出改札窓口

ここは、１階部分の待合室、売店とトイレもある ※一番左の黄色いTシャツのおじさんは、タクシー運転手

大武駅の外観は立派な駅舎、駅は立派だが、駅前には何もない

駅待合室にいたタクシーのおじさん、白タク？ 町まで買出しに乗せてもらう、何とセブンイレブンがあった

町で買ったビールと、台東で買った駅弁で腹ごしらえ

枋野（ファンイェ- Fangye ）信号場で 普快車を抜いてきた51莒光（キョコウ）号が、 「R100型（R122）」に引かれ通過していく

13時12分過ぎ、定刻より少し遅れて 大武（ダーウー - Dawu）一号隧道を抜け 大武（ダーウー - Dawu）漢橋を渡ってくる、「普快車」

台東（タイドン - Taitung）行の普快車「R100型（110）」 昨日の夕方に枋寮（ファンリャオ - Fangliao）へ下ったカマ 枋寮（ファンリャオ - Fangliao）で一晩明かしたのかな？

「普快車」は遅れを取り戻さんとばかりに すぐに台東（タイドン - Taitung）に向け出発 大武（ダーウー - Dawu）第二隧道に吸い込まれていった

静けさの戻ったホームから太平洋の眺望を堪能しながら 高雄へ帰途の列車を待つ

13時58分発の704莒光（キョコウ）号が 大武第二隧道から顔を出す、牽引機は「R100型（159）」

新左營まで、2時間17分、199元

やはり車内はそこそこ混んでる

新左營に到着、「FPK10400型」観光PRのラッピング車両

ホテルから徒歩で蓮池潭へ行く途中の踏切 高雄（カオシュン - Kaohsiung）の地下化により消滅の予定

歩道橋から、高雄（カオシュン - Kaohsiung）方面を見る

新左營方向を見る、ここから手前方向へ 高雄駅への地下化が始まる、右端は新幹線の引き上げ線

4月22日

今日は帰国の日、少し早いが、8時36分発の高鐵で 桃園（タオユェン - Taoyuan）へ

乗車券は裏返しで矢印の方向へ挿入する

JR東海の「700系」とほぼ同じだが、乗務員用の側開戸が無いのが特徴

日本の新幹線には無い荷物置き場がある

桃園（タオユェン - Taoyuan）に到着 列車は台北（タイペイ - Taipei）に向けて出発していく

高鐵の出口では、乗車券を挿入すると 上から乗車券が出てきて抜かないとゲートは開かない そう乗車券は回収されず持ち帰れる

連絡バスで桃園空港へ

ピッカピッカの空港ロビー

空港ラウンジ

無事、成田の到着